地元の花屋として愛され31年。多種にわたる花のセレクトと花持ちの良さに定評のある花匠。両親が築いてきた歴史の中で、彼が思う花匠への思いとは?有限会社 花匠 チーフ 宗 慎太郎「お客様が『ただいま』と帰って来てくれる。自分にとって第2の家」

PROFILE

有限会社 花匠 チーフ宗 慎太郎(1983年7月5日生まれ)

創立31年目。地元福岡で長く愛され続ける花屋、『花匠』の長男として創立者でもある御両親の背中を見て育つ。

学生の頃は跡継ぎを意識することなく、介護の学校を卒業し老人ホームで社会人として2年務めた経験を持つが改めて尊敬する父の背中を見て、跡継ぎを決意。

『やるなら本気でやらないかん!』と、神戸の人気花屋で厳しい修行を4年半積んだ後、『花匠』へ跡継ぎとして戻る。

ご両親が積み上げてきた、花匠の歴史。『両親の意思をしっかり引き継ぎながらその中で自分のカラーを足していきたい。』と語る、笑顔がとても魅力的な宗さんの仕事はセンスの良さと丁寧さに定評があり、活躍の場を広げながら活動している。

ENCOUNTER

INTERVIEW

花屋にはなりたくないって正直思っていて

Yumi(以下Y):いきなりだけど・・・そういえば慎太郎君ってどうしてこの仕事をすることになったの?

慎太郎(以下S):やっぱり親の影響ですね。実は、子供の頃は朝早くから遅くまで休みなく働く両親を見ていて、一緒に居れずに寂しい思いも沢山したので花屋にはなりたくないって正直思っていて。後を継ぐなんて全く考えてなかったので、介護の学校へ行って老人ホームで働いた時期があったんです。

(Y):えー!以外!全くの異業種だね。でもお年寄りの方にもモテそう。笑

(S):でしょ。笑 社会人に少し慣れてきた22歳の頃、仕事の現状に疑問を感じてて悩んでたんですが、その頃寝ずに働いた分だけしっかり結果を残していく父が改めて凄くカッコよく見えて。社会に出て初めて、何不自由なく育ててもらった事の感謝と、両親に対しての尊敬の気持ちを受け入れられたんです。

自分も父に近づきたいと思うようになって

(Y):社会で結果を残していくって大変だもんね。親への感謝の気持ち・・・わかるな。

(S):それで、自分も父に近づきたいと思うようになって。同時期にお酒を飲んで酔ってた父が『後を継がないか?』と話を切り出したんです。父の本音を初めて知ってそれが決断する大きなきっかけになったかな。

(Y):介護の仕事から転職するって、色々な事があったんじゃない?

(S):そうですね。決断した後は、家族の中だと甘えが出ると思ったので両親も賛同の元ハイブランドからオーダーが来るような、関西ではトップと言われる神戸の花屋で4年半修業をさせて頂きました。

(Y)それから、花の勉強の日々が始まったんだね。大変だった?

花と向き合う4年半。だから今がある

(S):『やるなら本気でやらないかん!』と思っていたので。そこの花屋の社長が厳しい方で2年間は全く花を触れず、掃除をしながら社長の後ろを付いて、見て覚えるの繰り返し。当時10kg痩せました。笑 お金もなく、友達もいなく、カーテンもなかった。実家で使っていたテレビを送ってと親に頼んだら、修業の邪魔になるから駄目だと言って、送ってもらえなくて。本当に孤独でしたね。

(Y):ご両親の深い愛情だね。笑 花と向き合う4年半。だから今があるんだね。帰る時期は最初から決めてたの?

(S):花匠のリニューアルの話が出たころが丁度3年目の頃だったんです。早く帰って手伝いたいきもちもあったけど、2年花を触らせてもらえなかったのであと1年はしっかり勉強しようと思い、その後福岡に戻りました。

2人の思いを引き継ぎながら、うまく自分の個性を出していけたら

(Y):その頃、慎太郎君に出逢ったんだね!6年くらいまえ?覚えてるよ。とっても笑顔が素敵だな~って印象的だった。それからは、結婚式でもブーケをお願いしたり、大切な方へのお花はずっとお願いしてる。誰にプレゼントしても花の綺麗さと、センスの良さを喜んでもらえて信頼してます。

(S):ありがとうございます。あの頃は、今思うと『俺が何とかする!』という思いから自分に力が入り過ぎていていましたね。よく父親ともぶつかったけど、本音で向き合えた事が今ではホント、良かったと思う。そして俺を信じて自由にさせてくれる両親にめちゃめちゃ感謝しています。

(Y):笑顔の裏にも葛藤があったんだね。今後の夢とかはあるの?

(S):夢というか・・・花匠は親父と御袋が作ってきた大事な店。2人の思いを引き継ぎながら、うまく自分の個性を出していけたらなと。『花の事なら花匠さんに来れば何とかなる』と思ってもらえる事。地元の花屋として、お客様が何を求めているのかを常に考え、提供していく。そんな仕事を続けていきたいですね。

SHOP NAME 有限会社 花匠
ADDRESS 〒810-0022 福岡市中央区薬院2-16-1-1F
PHONE 092-714-2188
HOMEPAGE http://hanasho1985.jp/

INTERVIEWER

ワイズプロジェクト(株) 代表取締役社長渡邊 優美(1979年11月9日生まれ)

19歳でファッションスタイリストの道へ。 実力が認められ半年でチーフに就任されるも超多忙な中、体調を崩しスタイリストの夢を断念。 その後、色々な事にトライする中、設計、不動産売買の勉強をして28歳でインテリアコンサル会社を起業。 ライフスタイルの変化の中で起業5年目に、化粧品企画、ファスティングカウンセラー、通販の事業内容に変更して現在に至る。 自由の中にもこだわりを持ち、幅広い経験を活かした活動を行う。